水稲冷害研究チーム

早期警戒情報


1997年早期警戒情報(6月21日)

No.12

仙台管区気象台が6月20日に発表した向こう1か月の予報によると、台風7号の通過後、梅雨前線の影響でぐずついた天候になると予報されています。

<概 要>
向こう1ヶ月についてみると、
○ 6月21日(土)から6月27日(金)
 期間のはじめは台風の影響を受けて天気は崩れる。その後も、梅雨前線の影響で、曇りや雨の日が多い。
 平均気温は平年より高い見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 6月28日(土)から7月4日(金)
 予報の頼度は小さい。梅雨前線の影響を受け、天気のぐずつく時期がある。
 平均気温は平年並みの見込み。
○ 7月5日(土)から7月18日(金)
 予報の信頼度は小さい。梅雨前線の影響を受け、天気のぐずつく時期がある。
 平均気温は平年並みの見込み。

6月21日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気温経過は、次の通りです。
 このように、ほぼ全域で平均気温は平年並みからやや高く、最高気温は1〜2.5度程度高い状態が続いています。また日照時間は1〜4時間程度多く推移しています。
 東北地域の水稲は分げつ中期から盛期にあり、生育は太平洋側の地帯を中心に数日遅れています。水温・地温を高めるための水管理の徹底等により生育の促進を図ることが重要です。各県の技術指導情報を参考にして、適正に対応してください。
 また、いもち病の発生時期が近づいています。向こう1か月はぐずついた天候が続くと予報されています。各県の予察情報を参考に適切に防除する必要があります。

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