水稲冷害研究チーム

早期警戒情報


1997年早期警戒情報(6月28日)

No.13

仙台管区気象台が6月27日に発表した向こう1か月の予報によると、台風8号の通過後、梅雨前線の影響でぐずついた天候になると予報されています。

<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年並みの可能性が大きい見込みです。

○ 6月28日(土)から7月4日(金)
 期間のはじめは台風の影響、その後も梅雨前線の影響で、南部中心に曇りや前の日が多い。
 平均気温は平年並みの見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 7月5日(土)から7月11日(金)
 予報の信頼度は小さい。梅雨前線の影響を受け、曇りや雨の日が多い。
 平均気温は平年並みの見込み。
○ 7月12日(土)から7月25日(金)
 予報の信頼度は小さい。オホーツク海高気圧や梅雨前線の影響を受け、曇りや雨の日が多い。
 平均気温は平年並みの見込みだが、気温の変動が大きく気温の下がる時期もある。

6月28日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気温経過は、次の通りです。
 このように、ほぼ全域で気温は平年よりかなり高く推移、また日照時間は平年並みから1時間程度多く推移しています。
 東北地域の水稲は分げつ中期から盛期にあり、生育は太平洋側の北部地帯を中心に数日遅れ、また茎数も平年に比べて少なくなっています。天候に応じた水管理の徹底等により生育の促進を図ることが重要です。各県の技術指導情報を参考にして、適正に対応してください。
 いもち病の発生時期が近づいています。向こう1か月は梅雨前線が停滞してぐずついた天候が続くと予報されています。各県の予察情報を参考に適切に防除する必要があります。

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