No.18
仙台管区気象台が18日発表した向こう1か月予報によると、この期間天気は周期的に変化するが、前線の影響でぐずつく時期がある。平均気温は高い見込み。気温が低い確率が10%、同平年並み40%、同高い50%となっています。地帯 | 実況 平均 |
実況 最高 |
実況 最低 |
実況 降水量 |
実況 日照 |
移動 平均 |
移動 最高 |
移動 最低 |
移動 降水量 |
移動 日照 |
平年偏差(移動平均−平年) | ||||
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平均 | 最高 | 最低 | 降水量 | 日照 | |||||||||||
1 | 24.9 | 31 | 19.9 | 0 | 8.4 | 24 | 28.6 | 20.3 | 0.2 | 4.8 | 0.8 | 1.1 | 0.5 | -6 | -0.3 |
2 | 24.6 | 30.3 | 19.5 | 0 | 10.6 | 24.6 | 30 | 19.8 | 0.4 | 9 | 2 | 3.1 | 0.9 | -5.4 | 2.3 |
3 | 24.2 | 29.8 | 19.6 | 0.7 | 8.1 | 25.6 | 31.3 | 20.6 | 1 | 8.8 | 2.3 | 3.4 | 1.2 | -4.6 | 2.7 |
4 | 24.6 | 31.1 | 19.4 | 0 | 10.5 | 23.6 | 29.1 | 19 | 0.2 | 7.9 | 1.5 | 2.6 | 0.7 | -6 | 1.9 |
5 | 24.7 | 30.9 | 19.9 | 0 | 8.9 | 25.9 | 31.9 | 20.8 | 1.5 | 8.9 | 1.9 | 3 | 0.8 | -4.3 | 2.7 |
6 | 23.6 | 30.1 | 18.2 | 0 | 8.4 | 22.1 | 26.5 | 18.5 | 0 | 5.3 | 0.6 | 1.2 | 0.6 | -4.5 | 0 |
7 | 24.7 | 30.8 | 19.5 | 0 | 9.6 | 24 | 28.8 | 20.1 | 0.4 | 5.8 | 1 | 1.8 | 0.2 | -4.6 | 0.6 |
8 | 24.8 | 30.4 | 20.3 | 0 | 10 | 22.4 | 26.3 | 19.4 | 0.3 | 5.8 | 1.2 | 1.8 | 1.2 | -6.2 | -0.2 |
8月25日現在 | ||||||||||||
現在、東北地域の水稲は乳熟期〜黄熟期直前にあります。 過去7日間の地帯別平均的気象経過は上表の通りです。気温は全般的に平年並み、日照時間は平年より多く推移しています。今後は天気が周期的に変化し、平均気温は平年並みと予想されています。 アメダス監視地点、モニター圃場や盛岡の穂の発育予測図からみると、太平洋側を中心に生育が7〜12日程度早くなっています。宮城県などの早い稲は黄熟期を迎えようとしています。また多くの稲は乳熟期から糊熟期の間にあります。各県の技術・予察情報、図説(高温障害編)の情報ならびに高温障害警戒メッシュ図と発育予測などを参考にして、生育がかなり進んでいることを十分に考慮して適切な栽培管理を実施して下さい。また8月末から9月上旬に成熟期に達するものもあると予想されることから、収穫準備は早めに取り掛かるようにして下さい。 また、昨年のように出穂・開花期から糊熟期までの期間に異常な高温に長期間遭遇すると、光合成、呼吸、転流過程に悪影響が出て、玄米品質の劣化が起こります。 ○異常高温時:出穂・開花期〜糊熟期までの期間は水稲の水消費量が最も多い時期に当たります。深水にして水を十分に供給することが重要です。また異常高温が長く続く時にはさらに用水の掛け流しで水温・地温を下げるように努める。 ○高温時:間断灌漑で根の活力を維持し、稲体の健全性を保持する。 |
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警戒メッシュ説明: 右図は平均気温の過去5日間平均値を水田分布メッシュ対象で示したものです。栽培管理等の参考にして下さい。 なお、平均気温区分には次の基準温度を参考にしています。 ○高温障害に警戒が必要:27度以上 ○高温障害に注意が必要:26度〜27度 | ||||||||||||
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警戒メッシュ説明: 右図は最低気温の過去5日間平均値を水田分布メッシュ対象で示したものです。栽培管理等の参考にして下さい。 なお、最低気温区分には次の基準温度を参考にしています。 ○高温障害に警戒が必要:24度以上 ○高温障害に注意が必要:23度〜24度 |
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・各県からは斑点米カメムシ類の注意報・警報や高温に対する技術情報が出されています。これらを参考に今後の管理には十分に注意して下さい。 | ||||||||||||
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