◎ 健苗の適期田植えで、買ってもらえる米づくりをスタート! ○ 田植え5〜7日前から、降霜や強風のおそれがない限り、夜間もハウスやトンネルを開放して外気に慣らし、丈夫な苗に仕上げる。 ○ 田植えは、日平均気温が13℃以上となる時期を目安とし、温暖な日を選んで行う。 ○ 苗の活着と生育の促進を図るため、夜間かんがい(夕方又は早朝に入水)の基本を守り、日中のかんがいや掛け流しは行わない。 ○ 温暖な日は2 cm程度の浅水で水温の上昇を図り、低温の日は苗が冠水しない程度の4〜 5cmのやや深水で保温に努め、生育の促進を図る。 ※詳細は、稲作生産情報 第3号をご覧ください。 ●次回の稲作生産情報の発行予定は6月25日です。 |
○好天時は浅水管理で水温・地温を高めて分げつの発生を促進しましょう。 ○目標とする茎数を確保したら、すみやかに中干しを実施しましょう。 ○水田除草剤は適期に十分な湛水深で処理しましょう。 ○補植用取置苗はいもち病が発生しやすいので、圃場内に放置せず直ちに処分しましょう。 ○斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ)の孵化盛期に合わせて地域一斉の草刈りを実施しましょう。 ○異品種の混入を防止するため、株間や条間に生育しているイネは抜き取りましょう。 ○農薬使用基準の厳守と飛散防止、農作業の安全に十分留意してください。 ※詳細は、農作物技術情報 第3号をご覧ください。 ●次回の農作物技術情報の発行予定は6月26日です。 |
これからの栽培管理の要点 ○生育量確保のための適正な水管理 ○葉いもちの発生源となる補植用残苗の早期処分 ○イネミズゾウムシ・イネドロオイムシの適期防除(要防除水準の確認) ○除草剤の適期・適正使用 ※詳細は、稲作情報 第1号をご覧ください。 ●次回の農作物技術情報の発行予定は6月24日です。 |
浅水管理で早期分げつの促進を − オリゼメート粒剤の散布は6月18日までに− − 茎数確保後は直ちに中干しを− 当面の技術対策(6月中旬〜下旬) (1) 早期分げつ確保の水管理を 浅水管理として分げつ促進を図る。 (2) 目標生育量を確保したら直ちに中干しの実施を 目標穂数程度の茎数を確保したら直ちに中干しを実施する。 (3) 表層剥離・藻類等の防除 (4) 中期除草剤の適正使用 (5) いもち病予防のため補植用余り苗は直ちに処分 (6) オリゼメート粒剤は適期に散布 (7) ばか苗病株の早期発見と早期抜き取り (8) 斑点米カメムシ類の繁殖を抑える雑草管理 (9) イネクビホソハムシ(イネドロオイムシ)は発生量により防除の要否を判定 (10) イネミギワバエ(イネヒメハモグリバエ)の防除 (11) 農薬の飛散・流出防止の徹底を ※詳細は、作況ニュース 第3号をご覧ください。 ●次回の作況ニュースの発行予定は6月30日です。 |
県全体の移植盛期は5月16日とほぼ平年並に行われ、庄内地域で一部強風による植え傷みが発生したが、本田での活着は概ね平年並である。 今後は、高品質でおいしい米を生産するために、適正なu当たり籾数の確保を目指す管理の徹底を図る。 1 初期生育の確保 (1)活着後は2〜3p程度の浅水にして分げつ発生の促進を図る。低温の日は深水にして稲体を保護するなど日中止水、夜間かん水を徹底し、適正な生育量の確保に努める。 (3)地力窒素の発現は平年よりやや大きいと見込まれ、計画外の活着期追肥は行わない。 2 除草剤の効果的な使用(除草剤使用基準参照) (1)除草剤は、使用基準に従って適正に使用する。また、一発処理除草剤は薬剤により処理時期や持続性が異なるので、剤の特性を十分考慮して使用する。 (2)スルホニルウレア(SU)系除草剤抵抗性雑草(アゼナ類、ホタルイ等)の発生を防止するため、2〜3年目には初期剤+中期剤の体系処理を行うか、SU系除草剤抵抗性雑草に効果のある成分を含む一発処理剤を使用する。 3 斑点米カメムシ類防除 斑点米カメムシ類の防除は、地域が一体となった組織的な活動を展開し、被害軽減を図る。 (1)日頃から農道や畦畔等の草刈りを励行してカメムシの密度低減を図る。 (2)休耕田はカメムシなど害虫の生息場所になりやすいので、草刈りや耕うんなどにより除草対策を徹底する。 4 葉いもち防除 (1)葉いもちの発生を未然に防止するため、補植用の苗は補植終了後直ちに処分するとともに、地域全体で補植苗一斉除去日を設定し、葉いもちの伝染源を絶つ。 (2)ほ場の見回りを行い、葉いもちの早期発見、早期防除に努める。 (3)葉いもちの防除を水面施用剤(粒剤、パック剤)で行う場合は、6月20日までに散布し、4〜5日は湛水状4〜5日は湛水状態を保つよう管理する。 5 直播栽培の管理 (1)適正な苗立数は、80〜100本/uである。 (2)5葉期の適正茎数は250本/uである。 (4)葉いもちの粒剤、パック剤による防除は、移植と同様に6月20日までに遅れないように散布する。 6 作溝・中干しの励行 (1)有効茎確保後は速やかに作溝・中干しを行い、生育量のコントロールと稲体の健全化に努める。 ※詳細は、やまがたアグリネットをご覧ください。 |
1.育苗管理 ア.播種時〜出芽揃 出芽に最適な温度は30〜32℃ですが、もみ枯細菌病を予防するため、播種から緑化期まで28度以下の温度管理にします。 イ.緑化期 育苗ハウス内には必ず温度計を設置し、ハウスの温度管理に十分注意しましょう。緑化期の適温は昼温20〜25℃、夜温15℃です。28℃以上の高温は、もみ枯細菌病と徒長を助長します。また、床地温とかん水温の較差の小さい午前中にかん水します。蒸散量が少ないため過湿にならないように注意しましょう。 ウ.硬化期 硬化期の温度は昼温20℃、夜温10〜15℃が適温です。かん水は朝方十分行うとともに、晴れ間が多く高温になる場合には、日中にしおれが見られないか点検を行い、必要に応じてかん水し、苗焼けを起こさないよう注意しましょう。 ※詳細は、農業技術情報 第1号をご覧ください。 |